開業から10か月の『エディオンピースウイング広島』 サッカーの試合だけじゃない! 意外な活用方法とは!?【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。開業から10か月が経ったサッカースタジアム『エディオンピースウイング広島』についてお伝えします。
サンフレッチェ広島の本拠地の『エディオンピースウイング広島』は、街中に誕生した最新スタジアムとして、全国から注目を集めています。ピッチとスタンドとの距離や、国立競技場と同じ大きさの最新のLEDビジョンなど、見所が盛りだくさんです。そのサッカースタジアムの活用を振り返ります。
今シーズンのサンフレッチェ広島のホームゲームでの観客動員数は、昨シーズンのエディオンスタジアムと比べて、大幅にアップしました。今シーズンのホームゲームでは、19試合で48万 6579人を動員し、J1リーグ20チームのうち4番目に多く、1試合平均が2万5609人でした。昨シーズンと比べて、1試合平均がおよそ1万人も増加しました。
12月1日(日)に行われたホーム最終戦でのセレモニーで、サンフレッチェ広島の仙田信吾社長は「スタジアムができたおかげで、チームは飛躍することができる。サンフレッチェ広島は、もう一地方クラブではない。Jリーグを引っ張っていく存在になっていきます。」と、話していました。サッカースタジアムと共に、クラブの進化も期待されています。
しかし、サッカーの試合がない日のスタジアムを活用方法が課題となっていました。スタジアムの指定管理者・サンフレッチェ広島によると、スタジアム開業当初に「試合日や試合日以外の来場者数110万人」という数字を、目標の1つとして立てていました。それが、目標期限の2025年2月まで2ヶ月ほど残して、11月末で達成することができたそうです。
さらに、スタジアム開業2年目を迎える来シーズンは「真新しさ」という部分では、少し薄れてきます。今後も、より多くの人に来てもらうためには、さらなる活用方法のアイデアが必要となります。
サッカースタジアムは現在、会議室や宴会、パーティー会場としての利用を受け付けています。サンフレッチェ広島の試合以外には、芝生やコンコースで行われたヨガのイベントや、世界に平和を発信するイベント『ピースフェスティバル』の1つとして、コンコースを8.6km走るリレーマラソン、ピッチでの結婚式、広島県の高校サッカー県大会決勝戦など、様々なイベントで活用されました。 指定管理者のサンフレッチェ広島が中心となった活用方法や、利用者からの提案で実現した活用もあったそうです。
サンフレッチェ広島は一年を振り返り、「できることを模索した1年目だった。来年は開業して2年目なので、みなさんからの「こんなことはできないの?」などの提案も受けていきたい。試合がある日もない日も、スタジアムが使えることを知ってもらいたい。」と、話していました。
そして、試合がない日の活用方法の1つは「パブリックビューイング」です。今シーズン、サンフレッチェ広島のアウエーの試合で6試合、そしてB1リーグ・ドラゴンフライズが日本一を決めたチャンピオンシップでも行われました。サンフレッチェ広島は、12月8日(日)に今シーズンの最終戦を敵地でガンバ大阪と迎えます。9年ぶりの優勝がかかるこの試合、広島からも「ぶちあつ」な応援を送るために、パブリックビューイングが行われます。ホームゲームの際に行われる音楽や、ビジョンを使った演出も楽しめます。チケットは現在販売中で、当日券の販売も予定しています。詳しくは、サンフレッチェ広島のホームページ、または「サンフレチケット」をご覧ください。