日本銀行が17年ぶりとなる金利の引き上げを決定 広島市内の反応
日本銀行が17年ぶりとなる金利の引き上げを決定しました。
銀行預金や、住宅や車のローンなど、私たちの暮らしにも影響を与える金利ですが、今後、どうなるのでしょうか。
日銀・植田総裁
「大規模な金融緩和政策はその役割を果たしたと考えています」
デフレ脱却を掲げ、10年以上続けた大規模な金融緩和。世の中に流通するお金を増やすことで物価の上昇を目指してきました。
この影響で住宅ローンやマイカーローンといったお金を借りる際の金利が低くなり、消費者にとっては大きなメリットとなりました。
変動型で住宅ローンを組んでいる男性
「今のところはそんなに気にしてないけど(ローンの組み換えを)気にするべきタイミングが来るかもしれない」
固定型で住宅ローンを組んでいる男性
「(景気が)良くなるんでしょうけどすぐに自分たちの生活に反映されるのかな」
一方、お金を貸す側の銀行にとっては厳しい時代でした…
広島銀行 資金証券部 大田泰之 資金課長
「金利のある世界を知っているのは中堅以上40歳超えた人間じゃないと知らない正確な情報を伝えるために我々も改めて勉強している」
金利について利用者に正確に伝えるため、今月、広島銀行は勉強会を開き、300人が参加しました。
大田泰之 資金課長
「お客様の預金とか貸出金利には大きく影響してくると考えています」
金融政策の大きな転換点。さらなる利上げなど今後の動きが注目されます。
【2024年3月19日 放送】