徳島県海陽町の海部小学校では、6年前からデジタル卒業アルバムを作っています。

2024年度は、アルバム作りに初めて生成AIを取り入れることになりました。

1月28日、初めて生成AIを使ったアルバム作りが行われ、交流のある慶応義塾大学大学院の大学院生が講師として参加し、6年生が使い方を教わりました。

大学院生からは、個人情報は入力しないことや、常に正しい情報とは限らないので事実確認が必要といった、生成AIを使用する上での注意点の説明も受けました。

アルバムに掲載する作文の内容について生成AIが質問し、子どもたちが答える対話形式で行われ、文章をブラッシュアップしていきました。

（児童）
「自分の文章に新しい意見が入って、もっといい文章になる気がして、とてもいいと思う」
「普通に友だちや先生と話しているみたいで、話しやすい」

（海部小学校 溝内正剛指導教諭）
「（生成AIに）学習のパートナーとしての役割をしてもらえたらと。最終判断するのは人、自分自身だという使い方が、生成AIには必要だと思っている」

今後、海部小学校ではデジタル卒業アルバム作りだけではなく、生成AIを授業などにも活用していく方針です。