【94日ぶり】阿蘇中岳の噴火警戒レベル引き下げ 火口の見学可能に
阿蘇中岳の噴火警戒レベルは午前11時に「2」(火口周辺規制)から「1」(活火山であることに留意)に94日ぶりに引き下げられ、午後1時には第1火口周辺への立ち入り規制が解除されました。
中岳は、1月23日に山体膨張を示す地殻変動と、火山ガスの放出量が多い状態が観測され、噴火警戒レベルが1から2へ引き上げられていました。その後は、ガスの放出量が減少し、活動の活発化を示す観測データの変化は認められていません。このため福岡管区気象台は「周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなった」と判断したということです。
■阿蘇山上ターミナル 後藤一昭さん
「火口を見たいというお客さんが相当来られていたので、お客さんも火口を見て期待通りと思ってもらえれば」
気象台は、「火口内では土砂や火山灰が噴出する可能性がある」として、火口付近の火山ガスとともに注意を呼びかけています。