「匿名性を否定すると『ゆりかご』成立しない」慈恵病院が質問状 専門部会の真意を問う
質問状は、「ゆりかご」の運用を検証する専門部会に対するもので、蓮田理事長は専門部会が6月、「最後まで匿名を貫くことは容認できない」とする検証報告書を市に提出した真意を問いたいとしています。
■慈恵病院 蓮田健理事長
「そもそも、『こうのとりのゆりかご』いわゆる『赤ちゃんポスト』は、匿名性を保証することによって、それと引き換えに赤ちゃんと母体の生命、健康を確保する試み。その前提を否定すると、『ゆりかご』の試みは成立しなくなります」
蓮田理事長はまた、大西一史熊本市長に対しても「ゆりかご」や内密出産での実親の匿名性を容認するかなど3項目の質問状を提出しました。熊本市は「質問状の内容を確認して対応について検討する」としています。