保育料が無償となる世帯から26万円を誤徴収 1年分の保育料
高森町は、県の事業で保育料が無償になる世帯から、1年間誤って保育料を徴収していたと発表しました。金額は約26万円で、町は全額を返金する予定です。
高森町によりますと、去年9月から今年8月まで、県の補助事業で保育料が無償になる1世帯から、1年分の保育料26万4000円を誤って徴収していました。
この補助事業は子どもが3人以上の家庭のうち、前年度の所得で対象になるかが決まります。所得のチェックは職員1人で行っていて、去年の担当者が対象になることを見落としていたということです。その後の係長や課長の決裁でも誤りに気付きませんでした。
今年の見直しの際、人事異動で新たに確認の担当になった職員が誤って徴収していたことに気付きました。高森町は徴収分を全額返金する予定で、開会中の町議会に予算を計上しています。
高森町は「複数人で資料を突き合わせるなどチェックを徹底し再発防止に努める」とコメントしています。