車にはねられた男性に応急処置をして命を救った女性に感謝状が贈られました。事故の現場に遭遇した女性は看護師でした。

上天草警察署から感謝状を贈られたのは、熊本市の看護師、南和恵さんです。

■南和恵さん
「何かできることがあるかなと思い、現場の状況を確認に行きました」

今年8月22日、上天草市大矢野町登立の国道266号の交差点で横断歩道を渡っていた高齢の男性が車にはねられた事故。南さんは熊本市の救急外来に勤務する看護師で、この日は趣味の魚釣りに向かう途中で事故に遭遇しました。

■南和恵さん
「まず駆け寄って、何か手伝えることありませんかと運転手の方に声をかけました」

はねられた男性は意識や脈拍もなかったため、南さんは心肺蘇生を行い、救急隊に引き継ぎました。

■南和恵さん
「想定外を考えながら訓練を日頃から行っています。何が起こっても対応できるように心がけています」

男性は一時入院したものの、現在は回復し、退院したということです。