工事ミスで天草市の農地に海水流入 工事業者が補償の方針を説明
この問題は今年2月、天草市河浦町で、県が発注した樋門工事のミスで、海水が土のうを乗り越えて農地に流れ込んだものです。6日、土地の所有者を対象に説明会が開かれました。
工事を発注した県の担当者は、5月に塩分濃度を調査したところ、果樹園や一部の水田を除いて、ほとんどの農地で農作物の生育が可能な目安まで下がっていたと報告しました。
■参加者
「これから梅雨に入って水が流れていくと思うんですけど、その様子を見ながら今後調査をし続けてもらいたい」
一方、工事業者は、今年の農作物の収穫を終えた際に前の年から減った量に応じて補償するほか、農地に水を張るなど除塩作業を行った農家に対し、6月20日に協力金を支払うとしました。
■工事を行った開成工業 徳安正範社長
「一日も早く営農が通常に戻るように精一杯取り組んでいきたい」