死者、行方不明者69人と甚大な被害となった熊本豪雨から、7月4日で4年を迎えます。この日を前に人吉市で30日、追悼式が行われました。

4年前の2000年7月4日、熊本県の南部に降った記録的な大雨で球磨川が氾濫、決壊し、関連死を含め67人が死亡、2人がいまも行方不明となっています。

人吉市では21人の方が犠牲となりました。

人吉市役所で開かれた30日の追悼式には、遺族や人吉市の松岡隼人市長などおよそ30人が出席しました。

当時、人吉消防団長だった丸尾喜世人さんは「この経験から私が何か伝えられるとすれば、とにかく早く避難して欲しいということです。災害の教訓を風化させることなく伝え続けていくことを誓います。」と追悼の言葉を述べました。

知事就任後初めて出席した熊本県の木村知事は、「知事となり、この場に立ち、豪雨災害からの1日も早い復旧復興と安全、安心の実現に向けて全力で取り組んでいく決意を新たにしております。」と語りました。

人吉市役所では、7月1日から4日まで犠牲者を追悼するための献花台を設けます。