【台風10号】熊本は29日未明から暴風域に入り長時間猛烈な風や大雨が続く見込み 線状降水帯発生のおそれも
気象台によりますと、熊本県内は29日未明から暴風域に入る見込みです。台風の動きは遅く、熊本県内では長時間にわたって猛烈な風や大雨が続き、海は大しけとなるおそれがあります。
また台風の接近が満潮の時間帯と重なった場合は、警報級の高潮となるおそれもあります。
玉名市の理容店では、朝から店舗の窓ガラスの上から板を張り付け、台風に備えていました。
■理容店経営
「今のうちに対応しておかないと、雨が降ってきたら作業できない」
阿蘇市では、農家が強風に備えてビニールハウスを固定していました。
■農家
「できるだけのことをして、被害が少しでも軽くなるように。それだけしかできない」
29日午後6時までの24時間に予想される雨量は、球磨地方で400ミリ、熊本、阿蘇地方で300ミリ。天草・芦北地方で200ミリとなっています。
暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。またうねりを伴った高波に警戒し、高潮、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
また鹿児島県には現在、暴風・波浪の特別警報が発表されています。熊本県南の地域にも重大な災害が起こる可能性があります。今後の気象情報に注意してください。