【一部始終】さい銭箱を壊してさい銭を盗む様子をカメラが 被害額は約1000円
7月、熊本市中央区の神社でさい銭箱の中のお金が盗まれる事件がありました。その瞬間を防犯カメラがとらえていました。
事件が起きたのは、熊本市中央区新町にある船場菅原神社です。「あんたがたどこさ」でおなじみの童歌“肥後手まり唄”にゆかりのある神社として知られています。
■緒方大樹記者
「神社の近くには24時間営業のスーパーもあり、夜でも比較的人通りが多いということです」
7月20日午前0時過ぎ、神社の防犯カメラには、さい銭箱にお金を入れ、手を合わせる男の姿が写っていました。男は周囲を確認した後、さい銭箱の裏をのぞき込みます。
その後、男は神社を立ち去ります。そして数分後、戻ってきた男の手にはドライバーのようなものが。男はさい銭箱に近づきます。
そして…。
(カギを壊す音)「ガコッ」
男は、さい銭箱の中身を袋に入れて持ち去りました。
■船場菅原神社 冨重貞総代
「さい銭箱に入っていたお金は1000円ぐらいしかない。あわれむ気持ちの方が強くて、憎むとかそういう気持ちはなかった」
神社によりますと、約1000円が盗まれたということです。
周囲に怪しまれないようにするためか、さい銭箱を物色するのを途中でやめて手を合わせる姿も。
■船場菅原神社 冨重貞総代
「さい銭泥棒は罰が当たるというのを肝に銘じてほしい」
神社は警察に被害届を提出。警察は窃盗事件として、犯人の行方を追っています。