県内バス5社11/16から交通系IC利用不可 現金・くまモンICカードのみに
全国交通系ICカードの利用を終了する方針を示していた県内のバス5社は30日、11月15日でカードの利用を停止し、来年3月上旬からクレジットカードでのタッチ決済を始めると発表しました。
■県バス協会・岩﨑司晃会長
「新しい決済手段を便利に使ってもらえるよう努めていきたいと考えますのでよろしくお願いします」
県内のバスでは、運賃の支払いに現金のほかSuicaやICOCAなど全国交通系ICカードとくまモンのICカード両方に対応してきましたが、11月15日までで全国交通系ICカードが利用できなくなります。11月16日からはVISAやJCBなどのクレジットカードでの決済が可能になる来年3月上旬まで、現金とくまモンのICカードしか使えません。
全国交通系ICカードの利用終了の時期について、当初12月中旬としていましたが「国から補助金を受けるための事業完了の時期が例年より1か月早くなったことが分かったため」前倒したと説明しています。
4か月近く現金とくまモンのICカードだけの利用になることについてバス会社5社では、「2種類の決済端末をおよそ800台のバスに搭載しようとすれば大きな改修工事になるため」と理解を求めています。