AIが効率的ルート判断 デマンドタクシーにスポンサー 収入はバス停設置などに
熊本市で実証実験が行われているAIデマンドタクシー。よりよい運行体制の整備に向け、スポンサーの募集が行われています。
新しい形の「地域の足」、AIデマンドタクシー。利用者の予約に応じ、AIが待ち時間の少ないルートを判断し、利用者を効率的に乗せていきます。
■利用者
「うちの周りが交通の便が悪いので助かってます。みんな利用している。助かっています」
乗客の少ないバス路線に代わり全国で導入が進み、熊本市でも去年11月から2つの地区で実証実験を始めました。システム開発や運行で約3000万円の経費がかかる中、熊本市が始めたのがスポンサーの募集です。
1社目として読売新聞西部本社が手をあげ、21日から広告付きの車両が運行を始めました。今後、車内でのPR動画の放映なども計画されています。
■熊本市移動円滑推進課 木村仁洋課長
「取り組みの趣旨にご賛同いただける企業の方がいらっしゃれば、ぜひご賛同いただいて、運行にご協力いただいて支えていただければと思う」
スポンサーから得た収入は、新たなバス停の設置などに使われるということです。