覚せい剤を譲り受けた疑いで道仁会系暴力団組長を再逮捕 道仁会本部事務所を家宅捜索
指定暴力団道仁会系暴力団組長の男が、覚せい剤を譲り受けた疑いで20日、再逮捕されました。これを受け熊本県警は21日、道仁会の本部事務所を家宅捜索しました。
捜索を受けたのは、福岡県久留米市にある指定暴力団道仁会の本部事務所です。21日午前、熊本県警の捜査員約30人が捜索に入りました。
熊本県警は20日、覚醒剤取締法違反の疑いで道仁会系暴力団組長の田尻真也容疑者(41)と宮崎県の無職・谷口昭成容疑者(55)を逮捕しました。警察によりますと田尻容疑者は、おととし2月、熊本市西区の路上で谷口容疑者から覚醒剤約200グラム、1320万円相当を譲り受けた疑いがもたれています。
警察は、おととし3月、道仁会系暴力団幹部ら17人を逮捕し、覚せい剤約391グラム、2300万円相当を押収。入手経路を捜査する中で、田尻容疑者らが浮上したということです。警察は2人の認否を明らかにしていません。
警察は、田尻容疑者が当時の組員に指示して覚せい剤を受け取りに行かせたとみていて、暴力団が覚せい剤の密売に関与していた疑いが強まったとしています。
田尻容疑者は、貸金業法違反などの疑いで2回、逮捕されています。