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「7年たたないと言葉を聞けなかった」長時間労働で男性巡査自殺 判決確定受け熊本県警が遺族に謝罪

2025年3月28日 3:32
「7年たたないと言葉を聞けなかった」長時間労働で男性巡査自殺 判決確定受け熊本県警が遺族に謝罪

7年半前に熊本県警の男性巡査が自殺したのは長時間労働が原因だったとする判決が確定したことを受けて、熊本県警の当時の上司らが28日、遺族に謝罪しました。

熊本県警の幹部ら4人が訪れたのは、2017年に24歳で自ら命を絶った元巡査・渡邊崇寿さんの実家です。崇寿さんの遺族は2022年、長時間労働が自殺の原因として熊本県に賠償を求めて提訴しました。去年12月、熊本地裁は業務と自殺との因果関係を認定し、県に6100万円あまりの支払いを命じる判決を言い渡し、確定しました。

これを受けて28日、熊本県警の宇野晃警務部長や崇寿さんの当時の上司が母の美智代さんら遺族のもとを訪れました。
■熊本県警 宇野晃警務部長
「お亡くなりになった要因は長時間勤務であったと考えており、当時の県警察において勤務環境の整備が十分ではなく、 尊い命を失わせてしまったことについて心からお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」

■崇寿さんの母 美智代さん
「(崇寿さんが亡くなって)7年もたたなければ県警からの言葉を聞けなかったのかと残念で仕方がありません」

遺族は28日午後、記者会見を開く予定です。

最終更新日:2025年3月28日 3:40
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