"水俣病原点の地" 百間排水口の樋門 新調して現地保存を求める意見
百間排水口の樋門は、老朽化を理由に去年8月に撤去され、現在は熊本県が保管しています。意見交換会は、樋門の保存方法などについて多くの市民の声を聞く目的で開かれ、約30人が参加しました。
熊本県の担当者が、現地保存を前提に撤去した樋門4枚を新しく作り直すか、破損している扉を修繕するかの2案を説明し、意見を求めました。これに対し参加者からは、現在破損している樋門も1999年に更新されたものであることや、修繕した場合は新調よりも費用や作業時間が数倍かかることなど踏まえて、新調して現地保存を望む意見が出されました。
熊本県は、出された意見を参考にして、今後も意見交換しながら保存に向けた具体的な取り組みを進めていく方針です。