大雪で交通機関に乱れ 高校生「学校にいけない…」 富山
雪の影響で県内の交通機関は大きく乱れました。
通勤通学ラッシュ時間帯のけさの富山駅。
遅れや運休が相次いだあいの風とやま鉄道や富山地方鉄道の改札口周辺には、生徒たちの姿がー。
高校生「富山駅まで来たが地鉄が停まってしまって学校に行けない状況。今学校に連絡を取っていて。ちょっと帰りたいです」
女性客「金沢から乗り継ぎで富山に来ているんですけど、30分前にこちらに来て。9時までにはなんとか着きたいが、電車が来てくれたらいいです」
富山地方鉄道職員「お待たせいたしました。ただいまより越中舟橋駅まで運行する臨時列車を出します」
午前8時20分、本線の一部区間で臨時列車の運行が始まりました。
しかし、富山地方鉄道の鉄道線は、山間部は終日区間運休、そのほかの区間も除雪が間に合わず、運休が相次ぎました。
一方、こちらは富山市内電車。
富山駅と岩瀬浜駅をつなぐ富山港線は、線路が雪に埋もれてどこにあるのか分かりません。
そこへやって来たのはー。
道路も線路も両方走ることができる除雪車両です。
「思ったより降りましたね。前回も雪の予報は出て、手配はして運行したものの雪を飛ばせるほど雪が積もらなかったので。今回初めてですね」
市内電車は、富山港線の城川原と岩瀬浜の間で区間運休が続いたほか、環状線は終日運転を見合わせました。
県内は各地で雪の対応に追われました。
富山市の神通川に架かる有沢橋では、橋に積もった雪を下ろす人たちの姿がー。
高所作業車に乗っている人たちはふきつける風や雪と戦いながらの作業です。
富山市内の道路は雪の影響でわだちができたり、でこぼこになったり。ライトをつけ、ゆっくり走行する車両が行き交いました。スリップによる事故は、きょう午前8時半から午後4時までに46件発生し、1人が軽いけがをしました。