トロッコ電車鐘釣橋で 地震による落石で損傷 黒部峡谷鉄道
黒部峡谷鉄道は、トロッコ電車が走る鐘釣橋に、地震での落石による損傷を確認したと明らかにしました。
落石の被害にあった鐘釣橋は、宇奈月駅からおよそ14キロ上流にある鐘釣駅の近くにあります。
黒部峡谷鉄道によりますと、被害は1月5日に分かりました。
損傷したのは、鐘釣橋の宇奈月側の30号トンネル・スノーシェッド出口からおよそ10メートルの地点です。
枕木が壊れて鉄骨の橋げたがゆがみ、橋を支える橋台にも被害がみられたということです。
5月1日に予定している鐘釣駅までの運行再開と5月10日に予定している終点欅平駅までの全線開通は遅れる見通しとなっています。
黒部峡谷鉄道がその他の区間を調べたところ、雪に覆われるなどして確認できない場所以外では被害は確認されなかったということです。