富山湾の4月の漁獲 ホタルイカとシロエビで明暗
富山湾の4月の漁獲は、シロエビが記録的な不漁となる一方、ホタルイカは70年以上前となる1953年以降の全ての月の中で最高でした。
県水産研究所によりますと、県内の4月の総漁獲量は4105トンで、4月としてはデータが残る1985年以降で2番目に多くなりました。
ホタルイカの1か月間の漁獲量は2606トンで、1953年以降の全ての月の中で最高でした。
県水産研究所は、海流や水温の環境が良く、多く生き残ったことや、富山湾が産卵に適した環境で例年よりも来遊量が多かったことなどが要因としています。
また、フクラギは60トンで、4月の漁獲量としては1985年以降で最高でした。
一方、記録的な不漁が続くシロエビは28トンで、4月の漁獲量としては過去最低でした。
県水産研究所は、能登半島地震の海底地すべりにより漁場の環境の変化がないかなどを調べています。