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田んぼが被災の農家 ハトムギを植え付け 氷見市

2024年6月11日 19:50
田んぼが被災の農家 ハトムギを植え付け 氷見市
能登半島地震の被害は県内の農家にも広がりました。氷見市では、田んぼが被災した農家が飼料用のイネの代わりとしてハトムギの植え付けを始めました。梅本記者のリポートです。

梅本記者「被災した田んぼで作物が作れることに、生産者はほっとしています」

氷見市の加納営農組合は、能登半島地震で田んぼにひび割れが発生するなどして、およそ3ヘクタールで行ってきたウシのエサとなるイネの作付けができなくなりました。

代わりに植え付けを始めたのが、お茶やせんべいの原料で、少ない水でも育つハトムギです。

11日は真夏を思わせる暑さの中で、作業を進めました。田んぼのところどころは液状化現象の影響が残っていました。

加納営農組合 坂耕一組合長「ここは上がっていて、あそこが下がっているとか」
Qこれがいわゆる今回の液状化ですか
「そうですね、これが上がってきている、ほかの泥と違っていますから、これは完全に下から上がった泥だと思います」

中には、水を張ることができなくなった田んぼや、排水路が壊れて水管理がままならなくなったところがありました。

坂組合長「みていただきたいんですけども、向こうの田んぼ(水を張った田んぼ)自体も歪んでいるんですよね。水路側が高くて排水路側が低いもんですから、なかなか水が持たないと。気持ちとしてはやっぱり、まあ、悲しいものがあったという。思ったのは、コメはもうダメだと、そしたら作らないのも選択肢というふうにも思ったんですけども、何も作らなければ収益上がりませんから」

農地や施設の復旧に向け、坂さんは継続的な支援が必要だと話します。

坂組合長「6月になったんですけども、全然直っていない、修復されていない所もありますし、行政も含めたところからの技術支援とか、支援メニューを具体的に出していただけないかと」
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