約2400万円分の教科書 町議会議決を通さず購入 上市町が発表 県内で同様事例相次ぐ
上市町は2日、小学校の教員が使う教科書と指導書について、およそ2400万円分を町議会の議決を通さずに購入していたと発表しました。
県内では同様の事例が相次いでいます。
上市町によりますと、2019年度と2023年度に小学校教員の教科書と指導書を合わせて2314冊、およそ2400万円分を購入しました。
町は予定価格700万円以上の財産を取得する際には、町議会の議決が必要と条例で定めていますが、議決を通していなかったということです。
富山市と立山町で8月、同様の事例が相次いで報告されたことから町が調査を行い、今回の事案が発覚しました。
議決を受けずに購入した原因については「教科書などの消耗品は『対象にならない』と誤った理解をしていた」としています。
町は、町議会9月定例会に購入分の契約の追認を求める議案を提出する予定です。