高額な売掛金の支払いが困難になった複数の女性を性風俗店に紹介したとして、富山市のホストクラブ経営の男ら4人が逮捕された事件をめぐり、別の人物から売掛金回収の手口を指南されていた可能性があることがわかりました。

事件にはほかにも10人ほどが関わった可能性があり、警察はSNSなどでつながり活動する犯罪グループとみて実態解明を進めています。

この事件は、富山市総曲輪のホストクラブで、数十万円から数百万円に及ぶ売掛金を支払えなくなった複数の女性客を、県内の無店舗型性風俗店に紹介したとして、このホストクラブを経営する富山市綾田町の会社役員　山内瞬容疑者（30）と従業員の男3人が、5日までに逮捕されたものです。

捜査関係者によりますと、事件にはSNSなどを通じて集まったホスト仲間など10人ほどが関与していて、中には山内容疑者らに売掛金の回収の手口を指南した人物がいる可能性もあるということです。

警察は、男らがSNSなどでつながり活動する「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆるトクリュウとみて、実態の解明を急いでいます。