“15の春”県立高校入試始まる 富山市の神社には合格祈る人の姿も
県立高校全日制の一般入学試験が7日から始まりました。学問の神をまつる富山市の神社には、受験生の家族らが訪れ、合格を祈る姿が見られました。
梅の名所として知られる富山市の於保多神社。境内にはおよそ30本の梅の木が植えられ、今は淡いピンク色が美しい枝垂れの梅が見ごろを迎えています。
神社は、学問の神とされる菅原道真をまつっていて、毎年、受験シーズンになると、受験生や家族らが訪れます。
7日は、富山大学の前期日程の合格発表、そして、”15歳の挑戦”県立高校全日制一般入試の初日ということもあり、神社には次々と参拝客が訪れ手を合わせていました。
参拝者
「県立高校の受験で(娘が)朝早くから頑張っていきました。最後の神頼みでなんとか受からないかなと思ってきました」
訪れた人の中には、高校受験に挑む娘の合格祈願のため夏ごろから毎日のように来ているという人もいました。
受験生の家族らが合格祈願をする中、7日から始まった県立高校全日制の一般入学試験には、5200人余りの受験生が挑みました。
このうち、富山中部高校では、午前9時30分の試験開始と同時に受験生が最初の科目に取り掛かっていました。初日の7日は社会、国語、理科の3科目の試験が行われました。8日は英語と数学の試験です。
県教育委員会によりますと2024年、全日制34校の全体の平均倍率は1.01倍と、記録が残る1999年度以降最も低くなりました。
合格発表は3月15日で、合格者の受験番号が各高校で掲示されるほか県教育委員会のホームページにも掲載されます。