9日の県内は午前を中心に雨が強まり、4月としては記録的な大雨となりました。

気温は上がらず、サクラが咲き揃う中、“花冷え”の一日となりました。

低気圧や湿った空気の影響で、県内は各地で雨となりました。

9日午前10時ごろまでの12時間に降った雨の量は、立山町芦峅寺で77.0ミリ、富山市八尾町で72.0ミリなど、県内5か所で4月の観測史上最大となりました。

気温は上がらず、日中は10度前後と3月中旬並みでした。

先週末にソメイヨシノが満開を迎えた富山市の松川べりでは、冷たい雨と風にあおられ、サクラの花びらが水面に舞い散っていました。

「寒いですね」

「ちゃんと暖かい格好はしてきましたから大丈夫でしたけど、（写真撮影には）ちょっとよくなかったですね、今回は」

松川で遊覧船を運航する会社は「今週いっぱいまで見頃が続いてほしい」と期待を込めていました。

県内3つの市に出ていた大雨警報は9日夕方注意報に切り替わりました。

雨は、このあと次第に止んで、10日は朝から青空が広がり、花見日和となりそうです。