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ペットとの避難どうする? 富山市で避難所運営考える

2024年2月19日 19:11
ペットとの避難どうする? 富山市で避難所運営考える
能登半島地震では、ペットとの避難の難しさが課題のひとつとして上がりました。富山市では、災害時の避難所運営をゲームを通して考える研修会が開かれ、参加者らが、ペットを伴った避難者への対応方法について学びを深めました。

「チワワ2頭ですよね。リードなしだから、この人(飼い主)たちと一緒にいないといけない」

「人間と動物が一緒におれる場所を作らないといけない」

動物愛護推進員や行政関係者が取り組んでいたのは「避難所運営ゲーム」です。ゲームで使うカードには、飼い主からの要望やぺットの特徴などが書かれていて、参加者らは、それぞれの事情を考慮し避難者をどのように避難所へ振り分けるべきか考えます。

「隣の避難所からペットを預かってほしいという依頼がきています。受け入れても大丈夫でしょうか?」

「(詳細が)わかっていないならちょっと…」

講師を務めたのは飼い主とペットの同行避難をサポートする、NPO法人の平井潤子代表です。

NPO法人アナイス 平井潤子代表
「能登の避難所の対応は本当に様々です。ルールじゃない行動をとられることもある」

平井代表は講演で、能登半島地震では本来は受け入れられないペットが避難所に入り込んでしまったケースなどを説明したうえで、災害時に人の受け入れを的確に行うには普段から考えておくことが必要だと指摘しました。参加者らは、避難所運営の難しさを感じていました。

参加者
「どんどん(避難者が)来るので、どれが正解なのかもわからないし、要望を全部聞くことが正解とも思えないので、すごく考えさせられた」

NPO法人アナイス  平井潤子代表
「災害が起こったときに、この子(ペット)とどう避難するか、どこに避難するかというのを考えておいていただくのは、大事な平時の課題」

平井さんは、飼い主にペットの性格などを書いたカードなどをあらかじめ用意してもらうことも、避難所でのスムーズな運営につながると話していました。
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