寿司職人がお試し就職 県が寿司店と就職希望者をマッチング 富山
「寿司といえば、富山」を掲げて富山のブランディングを進める県は、後継者を求める県内の寿司店と就職希望者とのマッチング支援を今年度から行っています。県の「お試し就職支援事業」を取材しました。
佐伯アナウンサー「富山市の百貨店です。こちらのすし店では寿司職人のお試し就職が行われています。」
仕込み作業をする逸見祐輔さん。
群馬県出身の39歳で、今月1日から1か月間、働いています。
前職は機械関係のエンジニアでしたが、寿司職人を養成する学校を卒業後、この支援事業で富山に来ました。
逸見さん「もともとお寿司が好きってのもありまして海沿いでお寿司を握っていけたら自分としては楽しく生きていけるかなと思い切って決断してみました。いろいろ補助金なんかも出て(J)お試しで働けるっていうのは非常にいい制度だなと考えております」
「お試し就職」県が経費を補助
この「寿司職人お試し就職支援事業」は、県内の寿司店で働く魅力を体感してもらい、人材の確保・育成につなげようというものです。
期間は1か月から3か月間で、県が交通費や滞在費を補助しています。
県ブランディング推進課・永井奈々子主任「富山に来県してくださった職人の方が、県内で就職して引き続き働いていただくことを一番の目的にしてやっております」
逸見さんのほかにも、この事業を通じて県内の別の寿司店で1人が正社員として雇用され、1人が「お試し就職」に取り組んでいるということです。
「後継ぎいなくてやめる方多い」
「富山県の寿司 人が少なくなっていますんで後継ぎ問題。やりたくても跡取りがいないもんでやめる方が多いんですよねそういうのでこういう人が県外から来てもらえたらありがたいと思います」
逸見さん「店長も含めて周りの方が声かけてくださってそこは非常に助かっております。いま現在非常に楽しく働けてますので、お試し就業が終わっても引き続き富山で寿司職人として働いていきたいなと考えております」
県は飲食業界に特化した求人サイトへの掲載などを通じ、今後も人材確保に努めていく方針です。