能登半島地震によって崩落した道路などの現状を把握するため、国土交通省が派遣した災害査定官が23日、県内の被災箇所で調査にあたっています。

このうち富山と石川を結ぶ小矢部市内山の国道359号は、地震によりおよそ200メートルにわたって崩落しました。

視察に訪れた査定官は県の職員から道路建設時の図面を見せてもらい、周辺の地盤が盛り土であることなどの説明を受けました。

国土交通省 防災課　小川渉災害査定官
「ここは沢のところを高盛り土しているところだということを聞きました。ですから危険なところは避けてボーリング調査をして、どのくらいの土質なのか確かめて、積み上げていくことが必要。まずは早いうちに仮の道路を作って交通の確保に専念を」

国土交通省は地震で崩落した道路や橋などの現状を把握するため、県内では9か所に災害査定官を派遣しています。

県などは国交省からの助言をもとに復旧方針を決めるとともに、再発防止にむけ原因を調査するとしています。