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新湊のシェアキッチンで七尾のすしを 被災店舗支援の取り組み 能登半島地震 射水市  

2024年2月7日 19:27
新湊のシェアキッチンで七尾のすしを 被災店舗支援の取り組み 能登半島地震 射水市  
射水市新湊地域で調理スペースなどを提供しているシェアキッチンが、能登半島地震で被災した飲食店に無料で貸し出す取り組みを始めました。第一弾として出店したのは石川県七尾市の すし店です。清水記者がお伝えします。

射水市新湊地域にあるシェアキッチン「みなとキッチン」です。7日は午前11時の開店前から周りに行列ができていました。

客のお目当ては…こちら、新湊漁港で水揚げされたブリや新鮮なメジマグロが乗った海鮮丼です。石川県七尾市の老舗すし店「松乃鮨」の6代目、南智文さんが作りました。

松乃鮨は、能登半島地震で店舗が被害を受け、断水も続いているため休業しています。

南智文さん
「お店ができなくて元気がなかったんですけども、こうやって出店することによってお客様から元気をいただくというか、すごいモチベーションも上がりましたので、また頑張っていきたいと思います」

「みなとキッチン」は、地震で被害を受け休業している氷見市や能登地方の飲食店を対象に無償で場所を貸し出し、事業継続を支援する取り組みを始めました。

料理に使う鮮魚は、キッチンを共同運営する「孫七・川田水産」が浜値で提供しています。

孫七・川田水産 川田有二社長
「すごい反響があって、それこそみなさんに協力していただいて、ご来店いただいて、もうすごく喜んでおります」

また、出店する関係者の宿泊場所も無料で提供します。

「おまたせしました」

この取り組みの第1弾として、6日と7日行ったのが松乃鮨の出店です。

7日用意した80食はわずか1時間半で完売となりました。

来店客
「能登の復興支援になればと思って食べに来ました。おいしかったです」

南智文さん
「応援のために来てくれてるので『頑張ってください』とか声かけてくれるので、すごく励みになります」

松乃鮨は現在、珠洲市など奥能登の被災地に巻きずしを届ける活動もしています。

「みなとキッチン」は3月末までこのプロジェクトを続ける予定で、石川県内の複数の店舗から問い合わせが来ているということです。

みなとキッチンのそばにある新湊漁港も地震の被害を受けました。だからこそ、少しでも被災地の力になれないかと取り組みを始めたということです。
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