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黒部市は2日の小中学校臨時休校 台風影響

2024年8月30日 20:20
黒部市は2日の小中学校臨時休校 台風影響
台風10号の接近に伴い、県内は31日昼過ぎから9月2日の月曜にかけて大雨となる恐れがあります。

黒部市は月曜日の小中学校の臨時休校を決めるなど、県内でも影響がでています。

30日の県内は、南から流れ込んだ湿った空気の影響で各地で気温が上がりました。

最高気温は富山市で36.1度、砺波市で35.8度など、各地で猛暑日や真夏日を観測しました。

北陸地方に暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、県内は31日昼過ぎから週明け2日にかけて大雨となる恐れがあります。

台風10号は午後5時には四国付近を1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。

1日にかけて西日本を東に進み、熱帯低気圧に変わる見込みです。

県内は台風の周辺などからの暖かく湿った空気の影響を受けていて、31日昼過ぎから大雨となるおそれがあり、土砂災害などに注意・警戒が必要です。

県内では学校への影響が出ています。

黒部市は市内の公立小中学校について9月2日の月曜を臨時休校とすると発表しました。

また、魚津市・滑川市・舟橋村・高岡市は31日と9月1日の公立中学校の部活動を中止とすることを決めています。

氷見市では地震で被災した建物の解体が進められていて、30日、災害廃棄物の仮置き場では台風に備えて木のくずなどが風で飛ばされないよう、対策が進められていました。

梅本記者
「氷見市の、公費解体された廃棄物の仮置き場です。今週は、ピッチを上げて、集まった廃棄物を搬出しているということです」

この仮置き場では、台風の接近を前に運び込まれる木くずや家具などが増えていて、ここから処理場へと運び出す量を普段の3倍にして、仮置き場にたまらないようにしているということです。

また、廃棄物にはネットをかけて重しを置き、風に飛ばされないようにしていました。

台風の接近を受けて県は30日、関係者を集めた会議を開きました。

県は農作物や家畜などの管理の徹底のほか、学校活動などがある場合には児童生徒の安全確保に万全を期すことなどを呼びかけました。

市町村のハザードマップを事前に確認し、避難場所や危険な場所を確認してほしいとしています。

交通への影響です。

東海道新幹線の運休にともなってJR西日本は30日、北陸新幹線と特急サンダーバードの臨時列車を運行しました。

31日は北陸エリアでは新幹線と在来線ともに計画運休の予定はありません。

一方、あいの風とやま鉄道は、9月1日から2日にかけて一部列車の運転取り止めや遅れが発生する可能性があるとしています。

富山空港を発着する空の便は31日、9月1日ともに平常通り運航する予定です。
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