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室堂から入山 山岳遭難事故が複数発生 富山県警が注意呼びかけ

2024年4月23日 19:30
室堂から入山 山岳遭難事故が複数発生 富山県警が注意呼びかけ

富山と長野を結ぶ観光ルート「立山黒部アルペンルート」が4月15日に全線開通して以降、立山の室堂周辺で遭難事故が相次いだとして、富山県警が山に入る際には装備などを十分確認するよう、注意を呼びかけています。

こちらは標高2450メートルにある立山・室堂の23日の様子です。4月ですが、付近では7メートルほどの積雪が観測されているところもあります。天候が悪い日には霧で視界不良になったり、吹雪になったりするということです。

4月15日には立山黒部アルペンルートが全線開通しましたが、県警山岳安全課によりますと、開通後最初の週末となった20日、立山で3件の山岳遭難事故が発生し5人が救助されました。いずれも室堂からの入山で、下山しようとしたところ凍ってかたい急な斜面を降りられなくなったり、スノーボードで滑っていたところライトなどの装備がないため、日没後動けなくなったりしたということです。

ゴールデンウィークを控える中、県警は、山の高いところは、まだ冬山と同じだという心構えを持つよう呼びかけています。

装備を十分に準備して、自分の技術や体力に見合った山やコースかどうかを確認することや、登山計画を立てて登山届けを提出すること、また、携帯電話などの通信機器とバッテリーを持っていくことなどを呼びかけています。

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