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氷見市 人口4万人割れで対応強化へ 菊地市長「想定より早い」

2025年3月4日 19:44
氷見市 人口4万人割れで対応強化へ 菊地市長「想定より早い」

県が発表した先月1日時点の推計人口で氷見市は、前の月から107人減り4万人を割り込みました。

氷見市の菊地市長は、人口減少が想定よりも早いとして新年度、庁内に「未来戦略課」を新設し、対応を強化する考えを示しました。

■氷見市菊地市長
「当初の想定よりも早く人口減少が進んでいるということで、未来の氷見市のために人口減少対策にスピード感を持ってオール氷見で取り組んでまいりたい」

75年前の1950年に7万人余りいた市内の人口は、その後減少が続き1993年に6万人、2013年に5万人を割り込みました。

4万人を割り込んだことについて氷見市は、少子化と、進学や就職などで若者が流出したことが影響したとみています。

菊地市長はきょうの定例記者会見で人口減少への対策として市役所の組織を改編し、新たに「未来戦略課」を設けて取り組みを進める考えを示しました。

未来戦略課は、地方創生推進課と移住定住推進課を統合するもので、移住や定住への対応などを強化します。

■菊地市長
「交流人口をまずはしっかりと増やしていきたいと思ってます。子育て世代の経済的負担の軽減ですとか、そういったところでタネをまいていくと」

いっぽう、能登半島地震による人口減少への影響は大きくはなかったとみています。

■菊地市長ON
「住民票の動きだけをみていると 市内への移動が多いのかなというふうには思っています」

一方、先月1日時点の県全体の推計人口は前の月より1200人余り減り99万2644人となりました。

市町村別では、砺波市と舟橋村を除き13の市と町で減少しました。

最終更新日:2025年3月4日 19:44
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