夜間中学の富山県内設置へ 新年度に説明会や個別相談会
さまざまな事情で十分に義務教育を受けられなかった人たちが学ぶ夜間中学を富山県内にも設置しようと、県教育委員会が検討を進めています。
きょうは、めざす学校の姿について協議しました。
有識者などでつくる夜間中学の設置検討協議会は、去年10月の初会合で、県が設置主体となり、単独校として設置するなどの方針を確認しています。
入学対象者は、さまざまな事情で義務教育を修了していない人や、不登校などで義務教育を十分に受けられなかった人で、県内に住む15歳以上であれば年齢や国籍は問わない方針です。
2回目のきょうの会合では、目指す学校の姿について協議し、誰もが安心して学び続けることができるなどとする事務局案を確認しました。
県教委は2027年度の開校を目指すと仮定し、新年度に説明会や個別相談会を開き、聞き取り調査をしてニーズを把握したいとしています。
委員からは「様々なニーズを持つ人たちに対応するため、教員には高い資質が求められる。 スタッフをどう育成し確保するかが課題だ」などの意見が出ていました。