上市町営住宅火災で男性死亡 タバコ原因か
13日午前、上市町の町営住宅の1室から火が出て、この部屋に住む90代の男性が死亡しました。
出火の原因はタバコの吸い殻とみられています。
上市警察署によりますと13日午前9時前、上市町稗田の町営住宅に訪問介護に来た人から、「部屋から煙の臭いがして火災報知器が鳴っている」と119番通報がありました。
火はおよそ30分後に消し止められ、ほかの部屋への延焼はありませんでした。
この火事で、火元となった1階の部屋に住んでいた無職の山﨑利盛さん(92)が意識不明の状態でみつかりましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
死因は一酸化炭素中毒とみられています。
また、実況見分の結果火元とみられる和室の畳の上に多数のタバコの吸い殻が落ちていて、これが出火の原因とみられるということです。
県消防課によりますと、県内で去年1年間に消防が通報を受けた火災のうち原因別では、タバコの火が最も多かったということです。
消防は寝たばこを絶対にしないなど、火の扱いに注意するよう呼びかけています。