SNS上で著名人をかたる偽の広告をきっかけに富山市に住む70代の男性が1500万円あまりをだまし取られました。

富山南警察署によりますと、富山市の70代の男性は去年11月、SNS上でタレントのタモリさんや、俳優の黒柳徹子さんの画像を使った偽の広告へアクセスし、入力フォームに名前や連絡先を入力しました。

その後、投資会社の社員を名乗る女から電話があり、指示に従って暗号資産取引所の口座を開設し、今年1月末までの2か月の間に指定されたサイトへ10回、合わせておよそ1500万円分を送金しました。

女が「出金には更に送金が必要」と求めてきたことで不審に思い、警察や弁護士に相談して被害に気付きました。

警察は「うまいもうけ話はない」として「SNSでお金を請求されたら容易に振り込まず家族や警察に相談してほしい」と呼びかけています。