県内に製造拠点を置くYKKグループは、きょう2028年度までの中期経営計画を発表しました。4年間で合わせて3800億円あまりを投資する計画です。

このうち初年度となる2025年度は、ファスニング部門で黒部工場の無人生産ラインなどいわゆる「スマートファクトリー」の構築やインド、ベトナムなどアジアでの生産設備の増強などに前の年度から倍増となる803億円を投じます。

一方、建材部門はリフォーム・改装分野での拡大を目指して、高断熱窓など高付加価値商品の拡充のほか、中国の新工場やインドネシアの工場再構築などに合わせて437億円を投じます。

来月1日付けでYKKの社長に就任する松嶋耕一副社長は会見で「社員がわくわくする活気ある会社にし、中期経営計画に向けて全社一丸で取り組みたい」と抱負を述べました。