【富山県警】酒気帯び運転容疑で逮捕の女性警察職員を懲戒免職 女性の体触った疑いの男性警部補を書類送検
県警察本部は、酒気帯び運転の疑いで先月逮捕された女性警察職員を、きょう付けで懲戒免職処分としました。
また、男性警部補が飲食店で女性の体を触ったとして県迷惑防止条例違反の疑いで書類送検し、減給処分としたことも明らかにしました。
懲戒免職となったのは、高岡警察署の地域課で会計年度任用職員として勤務していた福田比登美容疑者(68)です。
福田容疑者は先月、酒を飲んで車を運転し物損事故を起こしたとして逮捕、送検されました。
検察は先月、福田容疑者を処分保留で釈放しています。
また県警は、男性警部補が去年10月に県内の飲食店で一緒に飲食をしていた女性客の足を服の上から複数回触ったとして、県迷惑防止条例違反の疑いで今月13日に書類送検したことも発表しました。
警部補は容疑を認め、「被害者を含む関係者に迷惑をかけ申し訳ない」と話しているということです。
県警は減給6か月の懲戒処分とし、警部補は依願退職しました。
県警では今年度不祥事が相次いでいて、懲戒処分が5件にのぼっています。
処分を受けて、県警は県内各警察署の副署長らを集めて会議を開きました。
伴野康和警務部長は、職員による相次ぐ不祥事で県民の信頼を損なう事態となったことは誠に遺憾だとして、「指導監督責任の重要性をこれまで以上に認識し、業務管理を徹底してほしい」と呼びかけました。