1羽でも多くやって来て!本州唯一のナベヅルの越冬地で「つるよ来い来い集会」~山口・周南~
本州唯一のナベヅルの越冬地=周南市八代の小学校でツルの飛来を願う集会が開かれました。
周南市の八代小学校で開かれたこの時期の恒例行事、「つるよ来い来い集会」です。
子どもたちは地域の人たちを招き、八代のツルの歌を歌ったり、みんなで予想した飛来日を発表したりしました。
(発表)
「1番多かったのは11月3日で8人でした、2番目に多かったのは10月28日で5人でした。」
周南市八代盆地は本州唯一のナベヅルの越冬地で、例年10月下旬から11月中旬にかけて第一陣が飛来、3月にシベリアに帰っていきます。
昨シーズンは10月27日に第1陣が飛来し、あわせて13羽が八代で冬を越しました。
(市生涯学習課 増山雄士さん)
「急激に10月に入ってから、気温も下がってきていますので だいたいいつもと同じくらいには渡ってくるのではないかと思います。今年は久しぶりに音によるツルの誘因を行おうと思っているのでより多くのツルが八代に来て冬を過ごしてくれたらいいなと思います。」
ツルを引き寄せ引き留めようとツルの模型=デコイを子どもたちが、一つ一つ願いを込めながら設置しました。
(5年生)
「ちゃんと藁とかもやったからばれないと思うから、たくさんツルが来てくれるようにしました。」
(6年生)
「10匹は来てほしいです。ツルがいっぱい来てほしいし、八代のことを好きになってほしい。」
さて、今年もいよいよ飛来のシーズン。子ども達の願いは届くのでしょうか?
「たくさん来ーい!待ってるぞ~!!」