外来種の「セアカゴケグモ」が高校の敷地内で見つかる 県と岩国市が調査
外来種の「セアカゴケグモ」が今月(9月)、岩国市平田地区にある岩国商業高校の敷地内で5匹発見され、県と岩国市が調査に乗り出しました。
岩国商業では今月4日の部活中、ソフトテニス部の生徒がセアカゴケグモ1匹を発見し、顧問の男性を通じて市に連絡、その後、これまでに5匹が野球場の付近などで見つかっています。
生徒らへの健康被害はありません。
岩国市によりますと、市内の学校でセアカゴケグモが発見されたのはこれが初めてということです。
県と市はきょう(18日)、職員およそ10人で1時間半ほど高校敷地内を調査しましたが新たなクモの発見はありませんでした。
(岩国市環境政策課 山本屋覚工班長)
「最終的にいなくなることが確認できるまでは調査を継続していく。(発見した場合は)踏みつぶすかピレスロイド系の殺虫剤で殺してほしい」
岩国市内では2001年、アメリカ軍岩国基地でセアカゴケグモが初めて確認されました。
基地の中では去年7月下旬からの1年間で1200匹以上にのぼるなど、発見が相次いでいます。
基地の外では、岩国市平田で2019年以降およそ370匹、岩国港のある新港町で2020年以降およそ430匹が見つかっています。