【山口天気 夕刊3/13】晴天しばらく続くが空気乾燥注意 スギ花粉・ヒノキ花粉のダブルパンチも
きょう13日(水)の県内は、大陸方面から張り出してきた高気圧に覆われ、安定した晴天の一日となりました。
一方で、この高気圧は大陸生まれ…乾いた空気を持つ高気圧のため、県内は空気の乾燥が進み、最小湿度が広い範囲で30%台。中には20%を切った所もあるなど、空気の乾燥が進んできています。
今回の晴天は、久々に少し長めに続く見通しです。
土曜日の日中までは引き続き高気圧に覆われて、おおむね晴れの天気が続く予想で、そのぶん、しばらく空気の乾燥も続きそうです。
最近、火災のニュースも度々ありましたが、火の元、火の取り扱いにはいっそう気をつけていきましょう。次の天気の崩れは、低気圧や前線が通過していく日曜日になる、とみています。
また、空気の乾燥により、花粉の飛散も引き続き注意が必要な日々となります。
スギ花粉の飛散は、ピークは先月下旬だったと見られ、今月は雨の日も度々あったことで飛散量が抑えられた日もありましたが、それでも、晴れるタイミングでは症状を引き起こすには十分な量が飛びやすい状況は続いています。
これから週末頃にかけては一段と昼間は暖かさが増し、土曜日頃は最高気温で20度に達する可能性もあります。
季節先取りの暖かさになることで、まだ多くのスギ花粉が飛散する可能性があります。
スギ花粉の飛散シーズンは8割方は終わった段階とみられるものの、残り2割が、暖かさで一気に飛散する心配があることに、十分ご注意ください。
また、最近はヒノキ花粉も飛散が始まりつつあり、スギ、ヒノキが重なり合う時期、というところには油断せず、引き続き入念な対策は続けていきましょう。
改めて、あす14日(木)の予報です。やや薄雲が目立つ時間もありますが、地面に届いてくる日差しは十分。
空気の乾燥は、さらに進みそうです。
朝は所々霜が降りる冷え込みですが、日中の気温は15度くらいまで上がるところが多くなる見込みです。寒暖差に合わせて服装で調節していきましょう。
金曜日から土曜日の日中も、おおむね晴れて、最高気温は4月並みの20度くらい、と昼間は上着いらずの暖かさになりそうです。
日曜日は低気圧や前線の通過で、ぐずつく天気。
来週は小刻みな周期で天気が変わり、また少し寒さが戻ってくる日もある、と見込んでいます。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)