劇場型の「うそ電話詐欺」…被害7000万円のうち1000万円を受け取った女を逮捕
下松市の80代の女性が現金7000万円あまりをだまし取られた「うそ電話詐欺」事件で、下松警察署は15日、このうち1000万円を被害女性から受け取った「受け子役」の38歳の女を詐欺の疑いで逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、和歌山県和歌山市の無職の38歳の女です。
下松警察署によりますと、この事件は、下松市の80代の女性が去年5月から9月までの間に、「防犯協会のオオタニ」や「B社のアオヤマ」、「NPO法人のサナダ」、「アオヤマの上司のヤナギ」、「東京の監督官庁のイチカワ」を名乗る男から相次いで電話があり、現金7054万3000円を8回にわたって振り込んだり、手渡したりしてだまし取られた劇場型のうそ電話詐欺事件のひとつで、38歳の女は、去年8月31日、現金1000万円を受け取りだまし取った疑いが持たれています。
女は「東京の監督官庁のイチカワの部下」を装い、下松市の80代の女性と会い、現金を受け取ったということです。
女は調べに対し容疑を認めているということです。