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【山口天気 夕刊10/26】天気急変!27日(金)は一時強雨・雷・突風・降ひょうのおそれも 不安定な天気への心構えのポイントは…

2023年10月26日 19:41
【山口天気 夕刊10/26】天気急変!27日(金)は一時強雨・雷・突風・降ひょうのおそれも 不安定な天気への心構えのポイントは…

26日(木)も穏やかな天気が続いた山口県…この空模様から、なかなか想像しづらいところですが、これから急に天気が変わります。場合により、少々身の危険を感じるような状況になるおそれもあります。

27日(金)は、安定した秋晴れをもたらし続けていた高気圧が次第に弱まり、日本海に低気圧が進んできます。この低気圧が、上空5500m付近でマイナス18度以下、11月下旬から12月、師走並みの冷たい空気、寒気を伴っていて、この寒気の流れ込みで、地上は秋、上空は冬、という季節のアンバランスにより大気の状態が非常に不安定になります。

山口県は、27日(金)深夜、日付が変わった頃から急速に厚みのある雲が増え始め、夜が明ける頃から所々で雨雲も急激に発達し始めます。そして昼過ぎ頃にかけて急な大粒の雨が、あちらこちらでありそうです。また、雷雲発生の確率も急激に高まり、雨とともに雷が立て続けに鳴り響くおそれがあるほか、場合によって、氷の粒、ひょうが降ったり、竜巻などの激しい突風の心配もあります。

夕方頃になると、上空の寒気の峠は越えて、いったん天気は持ち直す見込み。しかし夜にかけては、冷たい北風により、日本海側ほど時雨模様の、にわか雨の所が多くなる、とみています。十三夜のお月見は、瀬戸内側を中心に、夜の早い時間帯で楽しめる所がありそうですが、次第に北風の冷たさが増してくるため、シッカリ暖かくして美しい月を観賞していきましょう。

27日(金)は、特に朝~昼過ぎの時間が、雷雲が発達しやすい時間帯です。激しい現象に遭遇する可能性も考えて、安全第一の行動の心構えをシッカリ高めて過ごしましょう。危険を感じたら、速やかに建物の中に逃げ込むなど、安全確保できる場所を意識したり、農作物がひょうで傷つかないための対策、車は、できるだけ屋根のあるガレージに置くなどの対策を心がけて頂ければ、と思います。

土曜日は、明け方頃まで日本海側でにわか雨が残りそうですが、日中は安定した晴天が戻り、その後、来週にかけて、晴れたり多少曇ったり…基本的に秋晴れの日々となりそうです。朝晩は紅葉が進むほどの強い冷え込みですが、昼間は日ざしが心地よい、という、寒暖差の大きい日々が続くでしょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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