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レールボンド盗…犯行計画の「首謀者」の男に懲役3年・執行猶予5年の5年の有罪判決

2025年1月10日 14:18
レールボンド盗…犯行計画の「首謀者」の男に懲役3年・執行猶予5年の5年の有罪判決

去年、JR山陽線や宇部線の線路から銅線ケーブルが相次いで盗まれた事件で、山口地裁は10日、犯行を計画した「首謀者」の男に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、宇部市に住む堀江誠龍被告22歳です。

判決によりますと、堀江被告は去年2月、夜間のJRの線路に立ち入り、「レールボンド」と呼ばれる銅製のケーブル合わせて432本を相次いで盗みました。

この事件は、堀江被告を含む20代の男5人が関与。このうち、以前、JRの元請け会社に勤めていた堀江被告は、今回の事件の「首謀者」とされていました。

10日の判決で山口地裁の安達拓裁判長は、「犯行態様は大胆で相当に悪質」「堀江被告は、犯行を実現するにあたって必要不可欠な情報を共犯者らに提供するなどしていて、堀江被告なくして本件が実行されたとは考えられない」と指摘。

その一方で「JR側に、被害額に概ね相当する324万円余りを支払っている」などとして、堀江被告に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

これで、一連の事件に関与した5人全員に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されたことになります。

最終更新日:2025年1月10日 14:18
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