【山口天気 夕刊10/12】13日(金)の朝は今季一番の冷え込み続出へ…乾燥した晴天続き寒暖差大 週末は一時雲増加も
日に日に秋が深まる中、そろそろ山口県内でもキンモクセイの香りが漂い始めた、という報告を頂くようになりました。
キンモクセイは秋になって気温が下がることで花を咲かせるスイッチが入る、といわれていて、例年だと大体10月初め頃に一斉に開花することが多いのですが、今年は先月いっぱい、まだ厳しい残暑が続いていたため、例年より開花は遅れ気味に。今月に入って、順調に秋が深まってきたことで、今頃になり、ようやく開花のスイッチが入り始めた状況のようです。これから冷え込む日が増えるにつれ、さらに甘い香りが街を漂うようになる、と思われます。
13日(金)朝にかけては、キンモクセイ開花をいっそう進める、強い冷え込みになる見通しです。
引き続き、山口県は高気圧にシッカリ覆われ、安定した晴天が続きそうですが、夜中は、よく晴れることで地面の熱がどんどん上空に逃げる「放射冷却」の影響が強まります。この秋一番の冷え込みになる所も、あちらこちらでありそうです。夜はシッカリ暖かくして、おやすみください。
一方で昼間は、タップリの日差しとともに、順調に気温が上がり、秋ど真ん中らしい心地よさになる見込みです。
朝と昼との激しい寒暖差に気をつけて、こまめに服装での体感の調節などを行っていくとともに、空気の乾燥も進んでいますので、火の元にも十分気をつけて過ごしましょう。
今週末は弱い気圧の谷が通過する影響で、土曜日はやや雲が増え、午後中心に、わずかににわか雨の所も。日曜日も朝までにわか雨が少々心配ですが、日中は再び晴れてくる、という天気の流れになる見込みです。
来週は再び秋晴れが続く日々で、しばらく、雨らしい雨がないことで、しばらく空気の乾燥も続きそうです。昼と夜との寒暖差も激しい日々が続きます。体調管理など十分気をつけて、お過ごし下さい。
台風15号は大型で猛烈な勢力を保ち、小笠原諸島近海へと進んできましたが、このあとは北東方向に進み、日本列島に近づいてくることはないでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)