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【山口天気 夕刊5/29】台風1号は関東の南海上を通過へ 県内はしばらく「衣替え日和」多いが 31日(金)は雲多く一部にわか雨も

2024年5月29日 18:43
【山口天気 夕刊5/29】台風1号は関東の南海上を通過へ 県内はしばらく「衣替え日和」多いが 31日(金)は雲多く一部にわか雨も

きょう29日(水)の県内は、ここ最近のぐずつく天気を取り返すかのように、空気の透明度が高い青空が広がる一日でした。

この晴天をもたらした高気圧は、この先、中心は東に移しながらも、まだ、しばらく引き続き西日本を覆う見込みで、県内は、あす30日(木)も日中は穏やかな陽気が続きそうです。夕方前後から薄雲が増え、夜にかけて雲が厚みを増すものの、あすのうちは天気の崩れはありません。朝は気温が15度以下の所も多く、少しヒンヤリ空気ですが、日中は多くの所で25度以上の夏日となり、山口は28度、広瀬は29度と、昼間は汗ばむ暑さになるでしょう。寒暖差に対応しやすい服装選びを心がけて、お過ごしください。

一方で、日本の南から、じわじわ台風1号の姿が見えてきます。沖縄、大東島地方に接近した台風1号は、このあと日本の南を北東に進み、31日(金)は伊豆諸島の南を通過して、日本の東へと進む予想です。

台風が次第に迫ってくる関東など東日本方面は、金曜日は再び激しい雨が心配されます。県内は台風の直接の影響はないものの、金曜日は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が増え、弱い雨が降る所もありそうです。

台風が東に去った後は、しばらく梅雨前線が南に離れて停滞したままで、県内は晴れたり曇ったり、まずまず落ち着いた天気の日々。一方で梅雨前線が北上しないぶん、北からの冷たい空気が少し優勢で、晴れても極端な暑さはなく、朝晩は少しヒンヤリ空気の日も多いと見込んでいます。週末から6月ということで、衣替えが順調にも進みそうな日々が見込まれますが、朝晩のヒンヤリ空気の可能性も考え、まだ軽く羽織るものなどは残しておくのが良いと思います。

なお、県内の梅雨入りの平年は6月4日頃ですが、今年は梅雨入りは平年より遅れる可能性は高い、とみられます。しかし、いずれ雨のシーズンはやってきますので、晴天が多いうちに備えはしっかり進めていきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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