室町時代から伝わる伝統工芸「大内塗」山口市の小学4年生100人が体験
児童が室町時代から伝わる伝統工芸=大内塗を地元を体験しました。
室町時代、大内文化が花開いた山口市。
そのお膝元にある大殿小学校の4年生およそ100人が総合的な学習で箸づくりに挑戦です。
大内塗は大殿地区に居を構えていた大内氏が京都から呼び寄せた花嫁を喜ばせようと始めた、とされていていまも9人の職人が技術を伝えています。
漆が身体につくとかぶれてしまうため注意して、筆で引き伸ばし、貼り付けるのは大内菱と呼ばれる大内氏の家紋。
息を吹きかけて裏紙を飛ばすとひし形の金箔が張り付きます。
この体験学習は大内塗の協同組合が開いたもので大殿地区での小学生の体験は30年ほど前から続いているということです。
最後は、錫の粉を振りかけて完成です。
「お母さんたちと一緒にご飯食べる時に使う」「お父さんにプレゼントする」
漆はおよそ1か月かけて乾燥されその後、作った児童に手渡されるということです。