4月2日は世界自閉症啓発デー 山口市の旧県会議事堂で自閉症児者の作品を展示 「個性と特性が爆発している作品を見て」12日まで

4月2日は世界自閉症啓発デーです。
自閉症の人たちの絵画を通じて発達障害への理解を深めようという作品展が山口市で開かれています。
浮世絵師・写楽の作品とフェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」の模写。
本物の作品には共に足は描かれていませんが想像で付け足され、ユニークな作品に仕上がっています。
山口市の旧県会議事堂では自閉症など発達障害への理解を深めてもらおうと、県内に住む自閉症の11歳から42歳まで14人の作品が60点展示されています。
自閉症は先天性の脳機能障害により起きる発達障害の1つです。
視線を合わせないなど社会性の障害、言語コミュニケーションの障害、こだわりなどの障害といった大きく3つの障害があることが多く、成長と共に変化することも多いとされています。
こちらは28歳の男性が毎年展示している恐竜の粘土細工。
リアルな作品で毎回、多くの人の目に留まるということです。
(県自閉症協会事務局・椎木弥寿子さん)「いきなり声をかけない、いきなり触らない、否定的な言い方を避けるとか、支援の方法を少し知っていただきたい。それと個性と特性が爆発している作品を見てほっこりしてほしい。」
作品展は山口市の旧県会議事堂で今月12日まで開かれています。