色鉛筆を使った写実的で緻密な画風 故・吉村芳生さんの作品展が山口市で始まる
色鉛筆を使った写実的で緻密な画風で知られる画家、故・吉村芳生さんの作品展が5日から山口市で始まりました。
山口市のギャラリー・ナカノで始まった作品展には吉村芳生さんの作品およそ40点が展示されています。
山口市出身の吉村芳生さんは2007年の県美展で大賞を受賞したほか、国の内外で数多くの賞を受賞していてさらなる飛躍が期待されていましたが2013年に63歳で亡くなりました。
今回の作品展は、2018年からことし3月まで全国11の都市で開かれた巡回展で展示されていなかった作品が集められています。
こちらは1976年の作品で、新聞を丸ごと鉛筆で描いたものです。
吉村さんの長男で画家の大星さんによると、吉村さんは「誰もしたことがない作品にチャレンジしたかった」と話していたということです。
会場には吉村さんの代表的なシリーズである「新聞と自画像」や、「SCENE」などチャレンジ精神あふれる作品が並んでいます。
(吉村芳生さんの長男・大星さん)「父が生涯描いてきた作品を見て、あらためて吉村芳生という人生を感じていただければ。」
吉村芳生さんの作品展は12月22日まで山口市のギャラリー・ナカノで開かれています。