日本の衛生教育を学ぼうとアフリカ・マラウイの医療関係者が周南市の小学校を訪れ初めての給食を体験しました。

　アフリカ大陸の南東部に位置するマラウイからやってきたのは医療従事者のベスティドさん、エミリーさんピリさんです。

　4日、周南市の菊川小学校で日本の給食の様子を見学しました。

（ピリさん）
「味はどうですか？」「おいしい」

　3人はマラウイの衛生環境を向上させようと取り組んでいて、日本の環境や衛生教育を学ぶために今月2日に来日しました。

　菊川小学校の見学は学校でどのような衛生管理が行われているのか学ぶことを目的としていて、午前中には朝の健康観察や保健室の様子も見学したということです。

　学校給食を初めて体験した3人は食べ終わった後、子ども達との交流も楽しみました。

（エミリーさん）
「給食を体験したのは初めてでしたがよかった、栄養もとても豊富でした」（ベスティドさん）
「みんなエプロンをして帽子をかぶっていて、それはとても重要なことです。空気中の菌を防ぐ役割があって日本では感染予防を重要視しているということを学んだ」

　一行は5日から兵庫県を訪れ給食センターなどを見学するということです。