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雷や“ひょう”の目撃情報多数…今夜も一部でにわか雨も週末は秋晴れ戻る【山口天気 夕刊10/27】

2023年10月27日 19:36
雷や“ひょう”の目撃情報多数…今夜も一部でにわか雨も週末は秋晴れ戻る【山口天気 夕刊10/27】

KRY投稿ボックスには、県内あらゆる場所でのリポートが寄せられました。昼前後の時間で、ゴロゴロと雷が鳴ったり、急に大粒の雨が降ったかと思えば、氷の粒、雹のようなものが降ってきたというリポートを多く頂きました。また、気象台は、竜巻などの激しい突風が発生する可能性が高まったとして、昼前後の時間で、合計4回、竜巻注意情報を発表しています。


この時期としては強い上空の寒気が流れ込んだことで、県内は大気の状態が非常に不安定となりました。昼前頃から県内で雨雲が発達して、山間部を中心に局地的に雷を伴って、短い時間で雨が強まりました。活発な雨雲はいったん南へ抜けましたが、この時間、再び日本海側には、局地的にやや雨雲が発達している所があります。

このあと今夜は、寒気の影響が少し残る日本海側の地域ほど、細かい雨雲が流れ込みそうです。局地的に雨脚が強まる可能性がありますが、あす28日(土)にかけては流れ込んだ上空の強い寒気は県内よりも北へ次第に退いていく見込みです。雨雲が発達しやすい状況は次第に解消される見込みで、日付が変わって、あす28日(土)の朝までには天気は落ち着いてくる予想です。週末は、雨の心配も少なく、日ざしが届く時間が多くなりそうです。

あす28日(土)の県内は、日本海側では、明け方頃まではにわか雨がありそうですが、朝の時間には、雨は小康状態となるでしょう。日中は曇ったり晴れたりとなりそうです。
そのほかの地域は、日ざしが届く時間が多くなりそうですが、沿岸の地域ほど北寄りの風が吹きやすくなる見込みです。最高気温は20度ちょっとに止まる見込みで、風によって少し空気がヒンヤリ感じられそうです。

あさって29日(日)も、日本海側ほど、やや雲が広がる時間があるものの、大きく天気が崩れることはないでしょう。穏やかな空模様で、朝は空気がヒンヤリしますが、昼間は、日向では比較的過ごしやすい体感となりそうです。朝と昼の寒暖差が大きくなるため、服装で調節するようにして下さい。

あさって29日(日)の明け方には、部分月食があります。西の空低い場所で、夜明け前の4時半過ぎに月がかけ初めて、5時14分に食の最大を迎えます。5時50分頃にかけて、あたりがうっすら明るくなっていくにつれて、満月の形に戻っていきます。今回はあまり大きくかけないうちに、月食が終わってしまいますが、早起きされる方は、西の空を見上げてみてはいかがでしょうか。

来週もしばらくは秋晴れの日々となるでしょう。来週初めは、夜の間の底冷えが強まり、朝は空気が冷たくなりそうですが、昼間は心地よい陽気が続きそうです。11月に入ると、気温が次第に上がっていく見込みで、山口では11月に入った後も、夏日となる可能性があります。

(KRY山口放送 気象予報士 中原一徹)

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