石川県の被災地で救助活動にあたった県警の隊員が現地での活動を報告
石川県で救助活動などにあたっていた県警の隊員が11日、現地での活動を報告しました。
広域緊急援助隊・磯西清吾中隊長「エリアが与えられて、そこの地区すべての安否を確認してくれと。行方不明者の数が出ていない状況だったので、我々の任務は安否確認活動だった」
援助隊のリーダー=磯西清吾中隊長は11日、会見を開き、支援にあたった石川県珠洲市での活動を報告しました。
元日に発生した能登半島地震では石川県で213人が亡くなるなど、甚大な被害が確認されています。(11日14時現在)
災害を受け、県警の機動隊員ら28人は「広域緊急援助隊」として、今月4日に珠洲市へ向け出発。
5日から7日の3日間活動し、現地で行方不明者の安否確認などの活動にあたりました。
広域緊急援助隊・磯磯西清吾中隊長「電線がたくさん落ちて通るのが厳しい状況のなかでひっかけてもいけないし、それが被災地の方の新たな邪魔になってもいけないし、そんなのも配慮しながら通行していた」「心に寄り添うというか被災者の気持ちになってというのは隊員に言っていた」
一方、珠洲市では6日の夜、家屋のがれきに挟まれていた90代の女性がおよそ124時間後に救助隊らにより救出。
この際、県警の隊員らも急遽現場にかけつけ、明かりを照らすなど救助活動の支援にあたりました。
広域緊急援助隊・磯西清吾中隊長「応援の部隊ありませんかと要請があって、山口県警がすぐいけますと現場へ赴いた」「1つの現場で各機関の連携が大事だと感じた現場だった」